水戻し(水漬け)パスタに向いているパスタ
水戻し(水漬け)パスタとは
水戻しパスタとか水漬けパスタと呼ばれる調理法があります。読んで字の如し、パスタを水に漬けておいて、調理時間を短くする調理方法です。ネットで検索してみると、作り方は沢山見付かると思うので、ここでは、あまり詳しくは説明しません。
…と書いておきながら、簡単に説明します。
あ、私の場合は、基本的にアウトドアです。なので目的は
- 時短
- パスタを茹でたお湯の処理が不要
という事です。
私の場合の作り方は、焼酎のボトルにパスタ100グラムを半分に折って入れます。そして、水を入れて、そのまま運びます。
現地では、運んできた水戻しパスタをフライパンに入れて、そのまま加熱します。パスタの色が変ったら、お好みのソースを入れて、火を止めて完成です。パスタの色が変ったら、基本的に、あとは余熱で大丈夫です(茹で時間が長いパスタは少し長めに茹でた方が良いです)。
何点か過去に作った時の写真を載せておきます。
パスタは何でも良いのか
水戻しパスタはどんなパスタでも良いのかというと、実はそんな事はありません。
- 早茹でパスタ(そもそも早茹でなんだから水戻しする必要がない)
- 茹で時間が概5分未満のパスタ
といったパスタは水戻しには向いていません(向いていない事が多いです)。「蕎麦がき」ならぬ、「パスタがき」みたいになってしまいます。要するにパスタが溶けてしまうのです。マズいかと言うと、ちょっと違うのですが、とにかくパスタではない物になってしまうのです。
でも、食べていると美味しく感じては来るんですよね。
水戻しに向いているパスタ
水戻しに向いているというより、水戻ししても大丈夫なパスタと言った方が良いかもしれません。私が過去に食べた中で、問題なかったパスタを何点か備忘録として記載しておきます。
水に漬ける時間ですが、基本的には2時間以上で一晩漬けておいても大丈夫な物です。
日清フーズ マ・マー スパゲティ
これは定番ですね。私は茹で時間が7分以上の物を使う事が多いです。
はごろも ポポロスパ
たまたま家にあったので使ってみたのですが、問題ありませんでした。
ディベッラ(Divella) No.9 (1.55mm)
このパスタは近所のスーパで安く売っています(1kgで200円未満)。茹で時間が6分となっていますが、そもそも普通に茹でても6分だと足りないような気がします。
TOPVALU スパゲッティ 1.6mm
茹で時間が7分以上のものを使う事が多いです。これも、たまたま家にあったので使ってみたのですが、問題ありませんでした。
ファミリーマート スパゲッティ 1.6mm
コンビニのパスタは茹で時間が5分以下の物が多いのですが、このパスタは大丈夫でした。
Barilla (バリラ) 1.8mm 9分
イオンで購入。水戻ししても全く問題ありませんでした。
ボルカノ スパゲットーニ 2.2mm
近所のスーパー(フードワン)で発見しました。2.2mmという太さで茹で時間は15分です。このパスタは水戻した後に茹でる時に少し長めに茹でた方が良いです。茹で時間7分程度のパスタの場合は色が戻ったら、そこで火を止めても大丈夫ですが、このパスタは色が戻っても茹で足りないような気がします。
水戻しには微妙なパスタ
早茹でタイプや茹で時間が5分以下のパスタは水戻しに向いていないのですが、やや微妙なタイプもあります。
グラノーロ(granoro) No.14 1.6mm 6min
茹で時間6分は微妙なラインなのですが、このパスタは、やや向いていないように感じました。乳化は良い感じなのですが、やや戻り過ぎているように感じました。ただ、自宅で2時間程度の水戻しで食べる分にはとても美味しく頂けました。山行等で長く漬けた状態になる場合はお勧めできないです。